お茶の稽古で使用する道具は以下になります。
- 掛物
- 『今年観笑復明年』
毎年、この師走に掛かる久田宗匠の一行物で、その意はこの一年も楽しく無事に過ごす事ができた。
又、明くる新年もそのようでありたいと言う願望を含んだ軸です
- 茶器
- 六代 覚々斎好みの『老松茶器(おいまつのちゃき)』の写しです。
- 小間『未央庵』
茶席には「本席」と、洋風に椅子に座ってお茶を頂く「立礼席(りゅうれいせき)」があります。
基本的にどの茶席においても作法は変わりませんが、細かい所作によって振る舞いが異なります。
ここでは「本席」を中心に、1回の席に大勢のお客が入る場合の、いわゆる大寄せ(おおよせ)の茶会における簡略的な所作をご紹介いたします。
お茶の頂き方PDFファイル ※以下の内容をPDFファイルにしたものです。
沖縄タイムス新聞にて「男が極める和」で稽古の様子が紹介されました。
お菓子の戴き方
1.通常、銘々盆(皿)といって、客1人ずつにお菓子をのせた小さな容器がでます。
2.亭主の方から「お菓子をどうぞ」と勧められたら、客同士は「御一緒に」などと言い、
亭主側へは「頂戴します」と言ってお菓子を戴きます。
3.なお、亭主の勧めにより、お菓子は銘々盆(皿)にのせたまま戴いても結構です。
4.その後、客同士で盆(皿)を4?5枚ずつ重ねておくと返すときに便利でしょう。
お茶の戴き方
1.客が大勢の時は、「点て出し(たてだし)」といって、水屋の方で点(た)てたお茶碗が次々と客席へ運ばれてきます。
2.客は自分より上座の人に対して「もう一服いかがですか」とか「お相伴します」とたずね、下座の人に対しては「お先に」と言います。
3.次に亭主の方へ「頂戴します」
4.お茶碗を左手に受け、右手は茶碗に添えて、少し押し頂き、時計の針と同じ向きに少しずつ2度回し、茶碗の正面を左の真横に避けてお茶を飲みます。
5.何口で飲んでも良いですが、飲み終えたら茶碗の飲み口を右手の親指と人差し指で挟むようにして拭き、その指先は懐紙で清めます。
6.茶碗を先程とは逆に回し直して、正面を自分に向け、畳に置いて茶碗を拝見します。
【立礼席の場合】
茶碗を先程とは逆に回し直して、正面を自分に向け、机の上に置くなどして茶碗を拝見します。
7.亭主側が茶碗を引きに来たら、茶碗の正面を時計の針とは逆の向きに大きく2度回して相手に向け、茶碗を返します。